1960-04-19 第34回国会 衆議院 農林水産委員会 第23号
○近藤参考人 ざっくばらんに申しまして、開拓地には営農指導員という人人が六百何名配置になっておるのでございますが、初期の間には、何しろ試験場でも畑作営農に関する経験が日本ではございませんで、私どもも、入植後、当時、やれヘチマを作れとかヒマをやれとかトウガラシがいいとか、いろいろなことを言われまして、肥料でもだまされましたし、それから、作物でも、だれもこの経営はこういうふうな形でやったらいいじゃないかというふうなことを
○近藤参考人 ざっくばらんに申しまして、開拓地には営農指導員という人人が六百何名配置になっておるのでございますが、初期の間には、何しろ試験場でも畑作営農に関する経験が日本ではございませんで、私どもも、入植後、当時、やれヘチマを作れとかヒマをやれとかトウガラシがいいとか、いろいろなことを言われまして、肥料でもだまされましたし、それから、作物でも、だれもこの経営はこういうふうな形でやったらいいじゃないかというふうなことを
○近藤参考人 言いにくい点でありますとか、あるいはことさらお隠ししたというふうなことは全然ございませんが、実態がわからなかったということでございます。ただ、私ども従来気のついておりましたことは、政府資金の償還は実によかったのでございます。最近になりましてからようやく、三十年度は六八%とか、三十一年度は五七%とか、三十二年度は三七%とか、三十三年度は二一%というふうに下がって参りましたが、その前はこれはきわめてよかったのでございます
○近藤参考人 先日来開拓三法の御審議をいただきまして、非常にあたたかい思いやりのある御審議をいただいておることを開拓者が聞きましたら非常に喜ぶだろう、漏れなく伝えまして喜んでいただきたいと思っております。 前もって申し上げたいと思いますことは、今日の開拓者の考え方は、償還金につきましては、償還はぜひしたい、子供にまで借金を残したくない、しかしながら現状では払えないという考え方でございます。決して、
○近藤参考人 その通りでございます。われわれの独断とか、あるいは百姓の訓練である義勇隊の目的のもとに動いたのではございません。全くの作戦上の必要に基いて、軍の命令に基いて動いたのでございます。
○近藤参考人 軍の補給所でありますとか、飛行場でありますとか、直接軍に関係したところに参りました者は、軍属待遇ということであったのです。といいますのは、義勇隊は両国の予算で給与の全部をまかなっておりましてそれに訓練所から職員がついて参って、一切自給自足をいたすのでございますから、向うでは取扱いは軍属として取り扱う。但し、訓練所に残っておって酒石酸の原料を取りに山に入るとか、あるいは軍馬の受領に参るとかいうような
○近藤参考人 私は、元義勇隊の関係者でございまして、現在神奈川県の相模原の開拓組合内におりますが、隊の関係者の一人といたしまして、青年義勇隊のやって参りましたことと、それの性質を申し上げまして、今度の援護法で何らか国家の処遇の方法をお考え願いたいと存ずるわけでございます。 〔委員長退席、臼井委員長代理着席〕 満州開拓青年義勇隊と申しますのは、内地では満蒙開拓青少年義勇軍と申しまして、樺太から沖縄